開催報告
2月13日(水)、仙台市内のホテルを会場として、東北大学災害復興新生研究機構シンポジウム「~社会とともに~防災力・減災力の向上を目指して」を開催し、一般市民の皆様、官公庁、企業及び大学関係者など、約150名の方々にご参加いただきました。
はじめに、大野英男総長より開会挨拶があり、続いて来賓としてご出席いただいた文部科学省研究振興局 西井知紀学術機関課長よりご挨拶を頂戴しました。
続く本編では、原信義理事(社会連携・震災復興推進担当)より、災害復興新生研究機構のこれまでの取組内容や研究成果について「東北大学復興アクションの軌跡と未来」と題して講演が行われた後、災害科学国際研究所 遠田晋次教授から活断層型地震、理学研究科地震・噴火予知研究観測センター 松澤暢センター長から海溝型地震、災害科学国際研究所 今村文彦所長から津波被害、災害科学国際研究所 栗山進一教授から公衆衛生学アプローチによる大規模災害対応について、それぞれ講演が行われ、本学の災害研究について4つの異なる知見から研究成果の紹介を行いました。また、各講演後には、事前に参加者から頂戴したご質問に講演者が答える時間が設けられ、市民参加型のシンポジウムとなりました。
最後に張替秀郎総長特別補佐(震災復興推進担当)より閉会挨拶があり、「本学は今後も『社会とともにある大学』として地域の復興および災害研究の発展を目指していく」との言葉でシンポジウムをしめくくりました。
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プログラム
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13:00
開会挨拶
東北大学総長 大野 英男
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13:05
来賓挨拶
文部科学省
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13:10
講演
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「東北大学復興アクションの軌跡と未来」
東北大学理事(社会連携・震災復興推進担当)、災害復興新生研究機構長 原 信義
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13:30
「活断層型地震に備える:長町-利府線断層帯を例として」
東北大学災害科学国際研究所 教授 遠田 晋次
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14:10
「海溝型地震に備える:東北地方太平洋沖地震がもたらした教訓」
東北大学理学研究科 地震・噴火予知研究観測センター長 教授 松澤 暢
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- 休 憩(15分)
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15:05
講演
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「最近の津波被害の特徴と防災の取組-3.11東日本大震災からインドネシア・パル地震津波」
東北大学災害科学国際研究所所長、災害復興新生研究機構副機構長 教授 今村 文彦
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15:45
「公衆衛生学的アプローチによる大規模災害対応」
東北大学災害科学国際研究所 教授 栗山 進一
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16:25
閉会挨拶
東北大学総長特別補佐(震災復興推進担当) 張替 秀郎