東北マリンサイエンスプロジェクト
東日本大震災は、東北太平洋沿岸域に甚大な被害を及ぼしました。地震・津波による大量のがれきの堆積、藻場・干潟の喪失、さらには重油や放射性物質の海域への拡散など、海洋生態系が大きく変化しました。海洋生態系の回復を図るとともに、沿岸地域の漁業・水産業を復興させることが喫緊の課題となっています。
そのためには、地震や津波が海洋生態系に与えた影響とその回復過程を科学的に解明することが重要です。東北大学が代表機関となり、連携研究機関・大学の参画、全国の研究者の協力を得て、東北マリンサイエンス拠点形成事業を推進しています。